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絵織部輪花皿「洲浜草の絵」
径20.9cm
浅い鉢形で、中央部は少しくぼませ、端部は小刻みに花弁状にヘラ削りをする。
外緑には銅緑釉を流し掛けして景色をつくり、中央には洲浜草(花は六枚か八枚の花弁、色は白、淡紅、薄紫色)。
葉の形は三つ山形で、そこから
州浜
の名がある。
一幅の絵を見るように美しい。
弥七田窯の佳作といえよう。
注)
洲浜
: 海に突き出た洲のある浜辺をかたどり、台として正月の蓮菜、婚姻儀式の島台として、
肴を盛るのに用いられた。