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黒織部沓茶碗 「銘・やぶれ窓」
高さ6.6cm 口径13.6cm
誰が名付けたか 「破れ窓」 という銘がある。
鉄釉を窓抜きして、そこに格子状の文様をダイナミックな筆さばきで描く。
廃屋の壁を連想させる。
絵を描いたあと長石釉をかけて、焼成中に窯から引き出して急冷する。
このとき、この茶碗は少し赤味をおびた黒色を呈している。