- 87 - 志野織部向こう付け「陶片・兎・鹿の絵」



高さ4.3cm 幅9.8cm

 動物文の陶片であるが、その図柄が面白い。
耳の長い兎の絵として紹介されてきており、顔、耳などの輪郭から兎の耳に見えるが、胴ならびに脚は、鹿とも思える。
自由奔放に想像力にまかせて、絵画的な面白さを狙ったユニークな作品。
元屋敷窯には、こんなにも豊かな才能をもつ陶工がいた。