- 16 - 志野織部茶碗(紅葉と唐草)


高さ6.5cm 口径14.7cm

 ロクロ成形によるシンメトリーな茶碗である。
鉄絵による横縞文と、縦縞のいわゆる間道文を巧みに用いて、紅葉、唐草文を中に配した意匠は繊細であり、かつ華麗である。
 
 鬼板によって描かれた絵を鉄絵とよび、これに長石釉をかけたものを志野織部という。