- 98 - 織部黒沓茶碗

高さ7.5cm 口径17.0cm

 織部黒の沓(くつ)茶碗である。
瀬戸黒茶碗と間違われやすい。
焼成中の窯から引き出すという技法が似ている。 (一部には引き出さないで徐冷されることもある)
 
瀬戸黒は半筒形でシンメトリーである。
織部黒は大胆に変形させ、櫛目、歪みなど作為がはたらいてる。
沓形はその典型である。