黒織部沓形茶碗3


高さ9.8cm 口径10.1cm×14.8cm


重量感をただよわせる黒織部の、沓(くつ)茶碗である。
口縁部は少し内側に湾曲し、帯状を呈している。
文様はヘラ削りで抽象的な幾何学文様か。
荒削りなところは、いかにも桃山時代の武家を偲ばせる。男性的といえよう。
 
京都市中央区烏丸通竹屋町下ルで出土。